はじめはいつものようにテスト走行し、オンボードカメラと特製のデータ解析システムで分析していただきました。
エンジンに関してはLAFセンサーと私のライディング時のフィーリングから、足回りに関しては前後のサスストロークセンサーとカメラのライン取りから解析して、ライダーとして丸裸にされてしまいました。
次の走行ではエンジンに数パターンのマッピングを用意して貰いました。
即、いつもとは違う加速感、高回転域での伸びを体感できるほどで、驚きました。
前後のサスに関しても、ライン取りと照らし合わせて、ライダーである自分でも見つけられていない、良い点、修正点を発見することができました。
また、「ここでこういう動きが出て、ここではこう考えてスロットル、ブレーキ操作をしていますね」と的中させられてしまい、驚きました。
今まで自分のフィーリングでマシンの調子をスタッフに伝えてセットを進める方法をとってきましたが、データ化され分析していただけることによってセットの発想、幅、スピードが大きく広がりました。
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